ヘビ 水疱性皮膚炎(水疱病)
2026.07.17
ヘビ 水疱性皮膚炎(水疱病)
水疱性皮膚炎は様々な爬虫類でみられますが、ヘビでの発生が多く、水疱病とも呼ばれています。症状は初期では紅斑がみられる程度ですが、進行すると水疱や膿疱が生じ、これらが自壊して二次感染を引き起こします。重症例では敗血症に陥り死亡する場合もあります。極端に湿度の高い環境や不衛生な環境での飼育が発症要因とされています。特に入荷直後や飼育開始直後の個体は免疫力が低下しているため、そのような環境では発症しやすくなります。原因菌はAeromonas spp.やPseudomonas spp.などの細菌が関連しているとされています。
正常な皮膚と鱗(カーペットパイソン)
水疱と潰瘍(カーペットパイソン)
● 診断
問診により飼育環境や食餌内容などを確認します。病変が明らかな場合、水疱や潰瘍部から採材し細菌培養感受性検査を行います。
● 治療
まずは飼育環境の見直し、改善を行います。例えば、ヤシガラ土やソイルなどの床材は保湿性が高く蒸れやすいため、不衛生な状態だと発症や症状の悪化を引き起こします。そのような床材をしている場合はキッチンペーパーやペットシーツなどに切り替えます。
感受性検査に基づいた抗生剤の全身投与および外用薬・消毒などの局所治療を行います。






