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疥癬症

2025.09.24

疥癬症

小鳥の疥癬症はトリヒゼンダニというダニの感染によって引き起こされる皮膚の病気で、セキセイインコで比較的多くみられます。トリヒゼンダニは皮膚に穴を掘って生活するため、鳥の身体から離れると長くは生きられません。感染は鳥同士の接触によって伝播すると考えられています。

症状

・嘴、口角、ロウ膜、まぶた、脚部などに軽石の様なカサカサした白い塊(角化亢進)
強い痒み(落ち着かない、足踏み、嘴を擦り付けるといった行動)
・病状が進行すると嘴や爪が変形・過長
・重度の場合は、衰弱死の可能性

診断・治療

診断は皮膚病変部を削り取ったり、セロハンテープを押し当ててダニまたはダニの卵を顕微鏡で検出します。検出されない場合も、特徴的な病変から暫定的に診断・治療することもあります。治療は約2週間おきに駆虫薬を背中の皮膚に滴下します。

嘴、口角、まぶたの角化亢進(

トリヒゼンダニ