狂犬病ワクチン(犬)
狂犬病予防法という法律でわんちゃんを飼っている飼主様に義務化されているワクチンです。
狂犬病とは、狂犬病ウイルスにより引き起こされるウイルス性疾患です。
1957年以降、国内での動物の発症は認められていませんが、2006年にフィリピンから帰国された人での報告があります。現在は、いつ海外からウイルスが侵入してもおかしくない状況です。もし、感染してしまうと治療法はありません。
動物達が普段とは違う様子を見せているとき、それはもしかすると『具合が悪いサイン』なのかもしれません。
例えば・・・・
『何となく元気がないのかな?』
『いつもよりご飯をがっつかないな…』
『うんちが少しゆるい気がする』
など、それは一見些細な事のように思えます。
しかし動物達は人間の言葉をしゃべることができないため、自分の体調を伝えたくても直接伝えることができません。
そんな動物達からのメッセージにいち早く気づき、しっかりとケアをしてあげたい。
そして元気を取り戻して、再び飼い主様と笑顔一杯の幸せな生活を送らせてあげたい。私たちはそんなお手伝いをしたいと思います。
今日、動物医療の発展に伴い様々な病気が診断・治療できるようになりました。
人の医療と同じように、動物医療においても様々な臨床検査が利用されています。それらは言葉で体調を伝えることができない動物達からのメッセージに気づく有効な手段の一つとなります。
また、私たちは動物達の診察を進めるにあたり、飼い主様との話し合いを大切に致します。病院では、普段聞きなれないような専門用語が多く飛び交っており、それが飼い主様との意思疎通の弊害となってしまうことがあります。
このため、説明はできるだけわかりやすい言葉でお伝えし、飼い主様のご理解いただけるようインフォームドコンセントする努力を致します。
分からない事、分かりにくい事、ご相談下さい。
動物達の為に飼い主様との二人三脚の医療を目指して・・・
わんちゃん、ねこちゃんにも人と同じく、ワクチンなどにより予防できる病気があります。予防をしない事により、動物の命に危険が及んでしまう事もあります。
当院では、以下の予防に関して推奨しています。しっかりと予防してあげて、大切な家族である動物の 健康を守ってあげましょう。
狂犬病予防法という法律でわんちゃんを飼っている飼主様に義務化されているワクチンです。
狂犬病とは、狂犬病ウイルスにより引き起こされるウイルス性疾患です。
1957年以降、国内での動物の発症は認められていませんが、2006年にフィリピンから帰国された人での報告があります。現在は、いつ海外からウイルスが侵入してもおかしくない状況です。もし、感染してしまうと治療法はありません。
狂犬病とは異なり、流行する可能性のある病気を予防するためのワクチンです。わんちゃん同士、ねこちゃん同士、環境から感染する可能性のある病気です。
感染してしまうと治療が困難なものや最悪、命に危険が及ぶ病気もありますので、しっかりと予防接種をしてあげましょう。
また、子供の時と成長した後ではワクチンの接種回数に違いがあります。
詳しくはスタッフまでご質問下さい。
犬フィラリア症は、蚊が媒介する犬フィラリア(犬糸状虫、犬心臓糸状虫)という寄生虫が、犬の血管や心臓に寄生して起こる病気です。
犬フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が出現します。
放置すれば死に至ることもある、犬にとっては重大な病気です。
フィラリアに感染しているわんちゃんを吸血した蚊が、別のわんちゃんを刺すことで感染が広がります。
この病気は犬フィラリア症予防薬(経口剤)を、毎月1回、1ヵ月間隔で摂取させることにより予防できます。犬フィラリア症は、きちんと投薬すれば予防できる病気です。最近になってこの寄生虫は犬だけでなく、猫にも寄生し、大きな脅威を与えていることがわかってきました。そして、猫の場合は犬とは異なり、主に肺に障害を起こすといわれています。
フィラリアは蚊が媒介するので、フィラリア症は蚊の多い日本では、動物達にとって、もっとも重要な病気の一つです。
予防薬を処方するにあたって注意事項がございますので、詳しくはスタッフまでご質問下さい。
ノミやマダニが寄生(咬んで血を吸う)する事により動物達はかゆみや貧血などの症状を呈しますが、それよりも怖いのが病原体を運んできてしまい、他の感染症の原因になることです。
ノミ・ダニは人にも感染します。さらに、運ばれてきた病原体による感染症の中には、人にも移るものがあります。
最近では家庭内で飼うことが多くなってきた動物達ですが、動物達だけでなく飼い主様の健康を守るためにも予防は是非行ってください。
寄生虫が感染することにより、動物の健康は害されます。また、わんちゃん、ねこちゃんに感染する寄生虫の中には人にも寄生する寄生虫がいます(人獣共通感染症:ズーノーシス)。
近年、家族の一員として人と動物達の関係がますます身近になり、感染の危険性も高まっています。きちんと予防すれば感染は防げます。人と動物達、家族の健康を守ってあげましょう。
飼い主様が動物達の異常に気付いた時には、すでに病気が進行していた、、、という事があります。
人間の言葉を話さない動物達にとって、健康診断は病気の早期発見、早期治療の助けとなり、また飼い主様にとっては動物の健康を再確認することができて安心です。近年、動物達の寿命は、生活環境・食事の改善・病気の予防・獣医学の進歩などにより長命になってきましたが、人間の寿命と比較すると決して長いものではありません。家族の一員である動物達とより長く健康に暮らしていくには、人間と同じように定期健康診断をおすすめします。
年齢(目安:6歳までは半年~1年に一度の健診、6歳以上では3ヶ月~6か月に一度の健診)や 動物の種類によってもおすすめの健康診断が変わってきます。
どうぞお気軽にご相談下さい。
その他、必要に応じて特殊血液検査などがございます
みなさんのわんちゃん、ねこちゃん、うさちゃんはもう避妊手術・去勢手術を受けられていますか?
獣医師の立場から言うと、「絶対この子の子供がほしい!」という目的が無ければ、女の子なら特にわんちゃんでもねこちゃんでも初めての発情が来る前に手術を受けさせてあげてほしいと思っています。うさちゃんは、1歳になる前に手術を受けさせてあげて下さい。
その理由としては、女の子に関して言えば始めての発情が来る前に手術で卵巣をとってしまうと、女性ホルモンの影響でできてしまう乳腺の腫瘍(良性、悪性どちらも)の発生率を下げる事が出来るからです。腫瘍になってしまうと、悪い物であれば命にかかわってきますし、たとえ良性でも大きくなりすぎれば健康に支障をきたす可能性があります。高齢になってくれば、子宮や卵巣の腫瘍の発生率も上がりますし、子宮に膿がたまってしまう子宮畜膿症になってしまうこともあります。
男の子の場合も、将来の精巣の病気の予防や、わんちゃんであれば前立腺がおおきくなってしまう事を予防するために去勢手術をお勧めしています。
女の子ほどは急ぎませんが、高齢になってくると徐々に全身麻酔のリスクが高くなってくるので、早めの手術の方がより安全です。男性ホルモンが出なくなるのでしつけもしやすくなるケースが多いですね。時期としては6~7カ月齢頃に不妊手術をお勧めしています。せっかく家族になってくれた子ですもの、元気で長生きしてほしいですよね。
病気以外にも、無計画な繁殖により飼主のいない不幸な子たちを増やさないようにすることも大きな目的の一つです。
もし男の子で赤ちゃんを産む心配はないから・・・という理由で去勢手術せずにそのままだとして、その子がお外にお出かけするようであれば、みなさんの知らないところで女の子を妊娠させて不幸な赤ちゃんたちが増えてしまうことになりかねません。
高齢の子の手術に関しては、血液検査に加えその子に麻酔がかけられる状態かどうかの判断をするため、循環器の評価を行うため胸部のレントゲン検査や心電図検査、超音波検査を事前に行わせていただくケースもあります。
ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
人間と同じように、わんちゃん・ねこちゃん達も「歯みがき」が必要なのはご存知ですか?
動物達にも歯肉炎、歯周病など、様々な口の中のトラブルがあります。それが原因で痛みによりご飯が食べられなくなったり、歯が抜けてしまったり、全身の内臓に悪影響を及ぼしたりすることもあります。
3歳以上のわんちゃん・ねこちゃんでは80%以上の割合で口の中のトラブルを持っていると言われています。また、近年は長生きしてくれるわんちゃん・ねこちゃんも増えていますので、お口の中のトラブルを持つ動物達はさらに増えると思われます。
いったん歯石か付着してしまうと、歯を磨くだけでは取れなくなってしまいます。
その際には、歯垢・歯石除去と、再付着を遅らせるため歯の表面を磨いて、一度きれいにした後、しっかりとしたホームケアを行うことが効果的です。
しっかりと人と同じように歯磨きをする習慣をつけることで、歯周病の予防になります。またそれだけでなく、歯磨きをする際にお口の中を見ることで、より早くお口の中の様々な異常に気付いてあげることもできます。
このような様子がみられる場合、お口の中のトラブルがある可能性があります。定期的にお口の中も健診することをおすすめいたします。
適切なホームケアと、お口の定期検診で動物達の口腔内の健康を守っていきましょう。ご自宅でのケアやご不明な点は、当院スタッフまでご相談ください。
ただいま準備中です。